携帯を気にしなくなった

彼と付き合っていた時は、1日に何度もやりとりをしていた。

暇さえあればお互いに携帯いじって返信し合ってた。それが普通になってた。

だから、別れる間際は連絡が減ったことで不安にもなった。







別れてから、連絡がこないと分かっていても、もしかして…もしかして…って携帯を開いてた。それだけ、やりとりが日常化していたから。

寂しいより不安だったんだと思う。







携帯を全く気にしなくなったといえば嘘だけれど、彼からの連絡が来ていないかな?と携帯を開くことはなくなった。

今度は逆に、連絡が来ないことが日常化したから。







でも、彼との会話の中で使っていた言葉とかスタンプとか見ると懐かしいなぁって。

日常化していたから気付かなかったけど、些細なことがわたしの生活の刺激になって、潤ってたなぁって。







人間って失ってから気づくってよく言うけど、まさにそうだな。

想い出が美化されているからなんだろうけど。

彼との想い出が辛かったこと寂しかったこともあるけど、わたしはズルイから、きっと想い出を美化したいんだと思う。

でも、それでいいかなって。それまでの期間、わたしの人生の一部を否定したくはないから。