少しずつ変わっていく日常、貢いでた女

彼からフェードアウトされたときは、毎日のように携帯をチェックする日々だった。

頭ではわかってても、手が勝手に動くような感覚。もしかして、もしかしてって。

でも、結果的に勝手に落ち込むんだけれど。







今はそういう行動もいつの間にか減っていっている。きっと自分の中で納得してきているからなのかなとか思ったり。

諦めてきている自分がいるのかもしれない。






思い出は美化されるとはよく言うものだけれど。ほんと、そうだなぁって思う。







たぶん、側からすれば本当に都合の良い女だったのかも。

昔からダメ男との付き合いも多い方だったけれど。彼と付き合っている時には、こういうブログとかで付き合い方について、他の人のを参考にしたりしていた。

だから愛されてなかったのかなとか思ってしまうこともあったっけ。





金銭面についてそうだった。

彼は年収は良い方で聞いたときは驚いたけれど、奥さんが財布を握っていてお小遣いは少ない。というか自由に使えるお金がほとんどない。

奥さんに尻に敷かれていた感じ。

車は高級なの乗ってたし。持っているものもある程度収入が良くないと持てないものだった。

もともと、夜遊びとかすることもないし、仕事の通勤も車だから仕事帰りに飲みとかもない人だったから尚更お小遣いも少なかった。








わたしは資格も持っていて、一般的な女性よりは収入は良い方だったと思う。

仕事も不規則だったから、友達と遊べる日も少なかったし。お金を使う場面は少なめだった。

夫婦でもお小遣い制にしていてけれど、独身時代の貯金もそれなりにあったので、不自由なく使えた。







惚れたもん負けじゃないけれど、こういう関係でわたしが基本的に支払いなどしていた。

8:2くらいの割合でわたしが出してた。

もちろん、出して欲しいのは山々だったけれど、会えない方が寂しくて、持ってる方が出せばいいくらいの感覚だったから。

旅費も全額近くわたしだったし、今考えればバカだったかもなんてね。

彼も申し訳なさそうにはしていたけれど、わたしも出せる方が出せばいいなんて、言っちゃってお花畑だったな。ほんとバカ。







彼に会いたくて、彼の家や仕事場の近くまで行って待機したり、今思えばよくやってたなって。

もちろん好きだったからの行動だし、振ることはないなんて言葉信じてたからなんだけれど。






今、客観的に思えば貢ぐ女で都合が良かったのかなとか。

でも、貢ぐ女なのに振られるのも笑えるけど。







でも、彼もズルかった。

フェードアウトの前も、絶対にわたしに負担になるからとか、俺がダメな男だからとかを言って、もうこの関係を辞めたほうがいいって言ってきたっけ。

嫌いになったんなら言って?とか言ってもそういうことの返信はスルーだった。

なんか、笑えるな。






言葉っていくらでも繕えるんだなって。

あたしも腹黒いようなことを考えるようになってきてしまったのかな。やだな。

復縁したいって思ってても、こういうネガティブな感情を抱いてしまった以上、仮に奇跡的に復縁出来たとしても、以前のようにはなれないんだろうな。






夜だからなのか、ブラックな気持ちが止まらない。ダメだ、眠くないけれど寝なきゃな。